TC-1(モールド用溶射皮膜)
優れた耐摩耗性を持つ、当社オリジナルのモールド短辺向け標準溶射皮膜です。
超音速ガス法による溶射皮膜で、良好な密着性とTAP-Ⅱめっきの2倍以上の耐摩耗性を持ちます。
めっきを超える耐摩耗性・耐食性を持つ溶射皮膜です。
特長
・優れた耐摩耗性
TAP-Ⅱの2倍という優れた耐摩耗性を発揮します。
・良好な密着性
超音速ガス法によって母材と溶射皮膜間で拡散現象を発生させることにより、良好な密着性と緻密な皮膜組織を実現しています。
ポイント
優れた耐摩耗性により、特にスラブモールド短辺銅板の下部コーナー摩耗対策として効果を発揮します。
摩耗の激しい短辺モールド銅板や、その中でも特に中低速連続鋳造用短辺モールド銅板の表面処理として最適です。
溶射の繰り返しにより伸びてしまった銅板のボルトピッチ修正も承ります。
これにより銅板寿命の延長が可能です。
溶射皮膜にヒートクラック対策を施した皮膜(TC-2)や、より高い耐摩耗性を与えた皮膜(TC-3)もございます。
その他TAP-Ⅱシリーズのめっき皮膜との組み合わせも可能です。詳しくはお問い合わせ下さい。
採用事例
連続鋳造用モールド(スラブ短辺)
最大施工可能寸法
4000×1300
重量=4ton 以下